大阪弁護士なんば国際法律事務所

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最近見たDVDとか映画とか1

弁護士も映画を観て楽しんだりいろいろ考えます。
最近観た映画とDVDです。

映画「パッチギ」井筒和幸監督
   京都の朝鮮高校の生徒と日本の高校に通う生徒との恋愛、
   友情、とかとかの映画。
   京都に7年住んだぼくとしては、映画のシーンの場面に思
   い出の場所が多すぎ、それだけで感動。
   登場人物と自分を同一視することもしばしば。上映中喜・怒
   ・哀・楽、次々と感情がぼくの中に表れた。
   「ゲロッパ」に続いて笑って泣ける映画の井筒監督。ファンに
   なります。
   最近見た映画で一押し。

映画「血と骨」崔洋一監督
   梁石日氏原作小説の映画化。
   あの小説を映画にしてしまったんだと驚き。初日に見に行った。
   チェジュトウ訛りとかとてもリアル。隙がない映画だった。
   ビートたけしさんが豚を解体するシーンは圧巻。
   でも最初と最後のシーンはどうかな。

「トロイ」
   城壁の外から一騎打ちのために呼び出すシーンはまるで古代
   ギリシア版ビーバップハイスクール

「ジョーズ2」
   正月休みになんとなく見てしまった。
   父親の言うことを聴かなかった悪ガキが鮫に襲われる映画。
   3,4もあるが、1だけがおもしろいシリーズ。
   3の合成映像(CGのつもりかな?)は笑いをとれます。

「LOVERS」
   チャン・イーモウ監督のワイヤーアクション。
   たしか「英雄」もワイヤーアクション。
   「英雄」よりもワイヤー度は控え目。


弁護士の日常1(2/23)

今後シリーズ化しようと目論んでいる弁護士の日常シリーズです。

今日は出張で姫路です。
民事裁判の証拠を集めるために、現地調査に行きました。
写真を撮ったりとか、話を来たりとかして、報告書にまとめ裁判所へ
提出します。刑事ドラマじゃないけれども、やっぱり「現場主義」は大
事です。百聞は一見にしかず、書類では見えないものがたくさんあり
ます。

今日撮った写真、集めた証言をどういうふうにして、ジャッジ(裁判官)
わかりやすく整理するかがまたこれも弁護士の仕事です。

不思議と新しい情報がたくさん頭に入った日はとてもお腹がすきま
す。脳がエネルギーを消費しているんでしょう。


弁護士の日常2(2/24)

今日は一日準備書面の起案をして、夕方頃に弁護団会議に出席
します。弁護士の平凡な一日です。

準備書面というのは裁判所に出す書類です。
ここに依頼者の言い分を法律の観点から整理して裁判所に提出
相手方との準備書面のやり取りが民事裁判の大半をしめます。
そうなので準備書面の作成が弁護士の重要な仕事になります。

ちなみにこの「作成」作業のことを「起案」と言います。

ドラマや映画とかで出てくる尋問は裁判のクライマックスで、
裁判を起こして早くても半年、事件の内容次第では1年以上たって
から行われます。

弁護団は社会的な影響の大きな事件、難しい事件などで弁護士
たちが協力し合って裁判なんかをするために組んだチームで、
定期的にその会議を行います。

最近は大抵弁護団ごとにメーリングリストを作成して情報交換をし
ます。ほんの少し前までは弁護団と言えば、FAXの一斉送信が
情報交換手段でした。

弁護団事件をやっているとそれぞれの弁護士の個性が見えていき
ます。慎重な人、いけいけの人、理論派の人、情熱派の人、
夕方位にスタートした会議が終わった後には、みんなで飲みに行
ったりとかで、さらに積み残した問題を議論したり、ストレスを解消
したりとかします。


弁護士の日常3(2/25)

今日は夕方から同期の弁護士の事務所開業パーティーがあ
ります。

弁護士、裁判官、検察官はお互い「何期」と呼び合います。こ
れは司法研修所の期で、ちなみに私は53期です。
もう弁護士5年目です。勤務していた事務所から独立し開業
する弁護士が相当います。

新規開業時は友人、知人、顧客を呼び事務所開きをするのが
慣例です。弁護士の営業の意味もあり、また事務所開きのご
祝儀が開業直後の貴重な資金になったりもします。


弁護士の日常4(2/26)

弁護士事務所は土日、祝日は休みが多いです。
でも多くの弁護士は出勤し仕事をしています。

今日もそんな日です。
静かな事務所で集中して書面を作成したりとかします。
自宅で仕事をすることもありますが、休日の静かな事務所って
いうのも集中力がでます。

事務所の近くに土曜日だけ昼酒を飲ます店もあったります。


弁護士の読書日記1

弁護士も法律書以外の読書もします。

法律家と同時に経営者であるので法律だけ勉強していればよいわ
けではなく、また手っ取り早く面識のない人の価値観を垣間見るこ
とができるので、空いたが時間を見つけては読書をします。

去年読んだ本ですが印象に残ったのをいくつか。


四方田犬彦「われらが<他者>なる韓国」平凡社(2000年)

 軍事独裁政権時代の韓国に留学していた著者が韓国について語
った文章をまとめた本。2000年出版だけれども、韓流ブームに乗
って「平積み」に昇格していたみたいでついつい購入した本。
 在日コリアンも知らない韓国がたくさん書かれている。
 また見方もおもしろい。
    「キムチのなかでは、あらゆる材料が溶解し、
     錬金術的な変容を遂げる。」
 なんて表現したキムチ論は、キムチとは何かなんて考えたことが
なかった私にとっては感動もの。


魚住昭「野中広務差別と権力」講談社(2004年)

 私が野中氏をはじめて見たのは学生時代に参加した在日コリア
ンを対象とした小集会でだった。司会者から促され集会に興味が
あったので個人的に参加した日朝友好は大切だとか発言していた
と思う。
 その後テレビに映る野中氏のイメージは、集会で目撃したとき
とは違う完全な強面イメージ。
 そのギャプが私にこの人物に対する好奇心を抱かせ続けていた。
 たしか、淀川警察での接見の帰りに休憩に立ち寄った十三のコ
ヒーショップではじめたこの本を手にして一気に完読。
 野中氏が国鉄勤務時に大胆な発想でキセルを一掃したエピソー
ドは印象的だった。日本社会の片隅から差別の攻撃から着実に中
心へと登りつめて行く足取りは圧倒的なリアリティがあった。


漫画が原作の映画

去年は漫画が原作の実写映画がはやっていたような気がします。
優れたアイデアは大切に使い回しされている感があります。
原作漫画ものの実写映像で異色なのは、漫 画太郎原作の
     「ババァゾーン」
     「地獄甲子園」
ではないかと思っています。

こんな原作をよく実写にしたなぁと感心しました。

「ババァゾーン」はオムニバス形式で、「ババァ」がストーリーティ
ラーになり進行するナンセンスギャグ映画。石原都知事の「ババァ」
発言が物議をかもし出していますが、画太郎氏の漫画はほとんどが
「ババァ」の存在なしには成立しない作品ではないでしょうか。

中でも「ハデーヘンドリックス物語」は強烈なつまらなさとおもしろさ
を兼ねそろえています。是非この映画の主題歌をカラオケで熱唱し
たいものです。

「地獄甲子園」その名のとおりの内容で、おもしろいと思ったら笑い転
げるし、心にバリアを作ってしまえば全くつまらないものでしょう。

絵がうまい人の落書きと、漫画家の絵とは絵の生命力が違うと思いま
す。その生命力の表現の仕方は作家によって違うと思いますが、画太郎氏
は、人体からの分泌物で表現しているように思えてなりません。
唾液、鼻水、汗、冷汗、血液、汚物、画太郎氏が書く人物はありとあら
ゆる場所からいろんなものを吹き出します。だから絵がとっても汚い。


弁護士の日常5(3/3)

昨晩は研修所のクラス会(同期・現在大阪在住の)がありました。
ドラマ「ビギナー」なんかであったように、研修中は各クラスごとに講義を
受け、地方に配属され実務の研修を受けます。そうなので、研修所の同
期、同クラスと言えば1年半の期間苦楽をともにしたわけですから、実務
に出てからの利害関係を全く抜きにした連帯感があります。

時々、そんな同クラス出身の仲間が集まって情報交換をしたり、お互いに
慰労したりするわけです。ちなみに、昨日は参加者男6名、女1名、平均年
齢32歳、既婚3名、独身4名。みんないい歳して最後はカラオケ、ナツメロ
熱唱です。




弁護士の日常6(3/4)

遺産分割の調停に行ってきました。
相続財産の分割の仕方で相続人同士の合意ができないときは
家庭裁判所でまず話し合いをします。相続と言えば「骨肉の争
い」というイメージがあると思いますが、現実の事件は、ドラマ
や映画以上のものです。なんて言ったって時間無制限勝負で
すから、時間の限りがあるドラマや映画よりもたいへん。

相続に関する裁判手続も、「紳士な大人」を前提としたものと
しか思えないものなので、正直者が損をする。
申立から結論までの期間を区切り、ばちっと裁判所が結論を
出し、証拠を隠蔽するとか手続に協力しない者にはばちっと
不利益を与える、そんな制度に改正して行くべきだろうなと
思います。


弁護士の日常7(4/1)

しばらく更新をさぼっていました。
久しぶりの再開です。

弁護士は個人事業主が多いので国民健康保険に加入している人が
多いです。私もそんな一人です。国民健康保険は所得に応じて保険
料が上がって行きますが、決して高くない所得でも最高限度額に達
するので、所得の10%程度が保険料だということもあるようです。

また転居の時の手続がとってもめんどくさくって、非効率だというのも
やったことがある人なら、経験があると思います。
そういったこともいつか書きたいものですが、今日はそれに対応した
窓口に驚きました。

今日私は健康保険の住所変更手続のために区役所の窓口へ行き
ました。番号札を取って順番を待ち私の順番になり、担当者と話し
していました。

すると、担当者が私に話しているのを遮るように上司と思われる人
がその担当者へ2,3質問し、何らかの指示しました。上司は担当者
が対応している私へは一瞥もせず、突如話を遮ったのです。

それだけでも驚きですが、上司に話しかけられた担当者は驚いたこ
とに、私が話しかけるのを遮って、「そこのベンチに座って待って下さ
い」と言って、上司とのやり取りをはじめました。

民間の保険会社の窓口担当にこんな担当者や上司はいるでしょうか。
いれば即クビでしょう。そもそも民間の保険会社なら保険料(ちなみに
国民保険の保険料は全労働者の平均的な所得があれば年約60万円
弱、30年で約1800万円弱位、とっても高い買い物です)を納付する顧
客にこんなめんどくさい手続をさせないだろうし、窓口まで来いというよう
な対応もしないでしょう。そんなことすればすぐに他の会社に顧客を取ら
れてしまうはずですから。

それに今回の件、その担当者や上司のパーソナリティの問題だけでしょうか。
私とのやり取りをいきなり遮った若い男性の担当者の表情からは、
上司の問いかけに先に対応しなければ後でどんな不利益が課されるかもし
れないそんな迷いの表情。

私は半ばあきれながら優しい口調でこんなことをしていてはいけいないよ
とその若い男性担当者をいさめると、中年女性の上司は何も聞こえないふ
りをしてその場を去りました。

役所の保険の窓口には、生活に困窮し保険料の減免の相談に来ている
人たちが多いと思います。そういった人たちに対する彼らの対応は推して
はかるべきでしょう。いかに失礼な対応をされようと、減免を申請する立場
の彼らの多くは抗議をすることすら憚れ、ただ情けなくなるだけなのでは
ないでしょうか。

弁護士は経済的に困窮している依頼者へ役所の窓口で保険料の減免の
相談をしてはどうかとアドバイスすることがありますが、「役所の失礼な
対応には心にバリアをはるように」というアドバイスが不可欠だと思いました。


弁護士の日常8(5/23)

依頼者に事件の依頼を受けたときは弁護士がまずアクションをおこすとき
「受任通知」という書類を相手方に送ることが多いです。
ひらたく言えば「私がこの人(依頼者)の代理人になったから連絡は全部
こっちへよこせ」というものです。こういう受任通知を送れば、相手方に弁
護士がついているなら、その人との話し合いだし、案件にもよりますが、
大体こちらの受任通知をきっかけとして相手方にも弁護士が付くことになり、
お互い弁護士という代理人を通じて紛争の解決に向け話し合うことになります。

依頼者・相手方ともに思惑は違うものの、紛争の解決を目指している
場合は、弁護士を通じて法的な助言を受けること(この助言は立場の
違いはあっても双方に共通の助言がされることがある)や、感情論をひと
まずは納め弁護士という相談相手とともに紛争解決を目指すことで、
相当に話は進むことになる。

ただすべての件がそういうふうにはいかないのが現実です。
例えば、やっかいなのは、「お前なんかは代理人と認めない。直接話する
のや」というものです。私も何度かこう言ったことを言われてことがあります
が、唯一一度だけ、交渉の場に私と依頼者がともに臨むと大勢の人間に囲ま
れ私が物理的に排除されたことがありました。
どのような交渉相手、裏社会の相手方であっても暴力的に法律家に対処
するのは稀なことなので、正直そのときは驚きました。


弁護士の日常9(6/27)

大阪教育大学で講演をしました。
弁護士の仕事で講演を依頼されることもよくありますが、当然のことですが
法律関係の内容です。

今回は例外的で基本的に何をしゃべってもよいというほぼフリーハンドの
ものです。日頃はクライアントの話を聴くことが多い弁護士は本音では他人
に自分の話を聴いて欲しいと思っていることが多い。私もそんな一人です。

今日は、教育大の非常勤講師の先生の依頼で「多文化共生の社会をめざし
て」という講座のゲストスピーカーとして行った講演でした。
教室の学生たちはみんな熱心でした。自分の学生時代が恥ずかしい。
聴けば、半分位が教師になる学生だそうです。

「何をしゃべってもよい」というのはとにかくは楽しかったです。


なんば国際法律事務所
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